過保護な騎士団長の絶対愛
「まったく……」

「あ……」

 ユリウスはそっとララを抱き寄せて腕の中に収めた。柔らかくて温かい。ララもユリウスの抱擁に応えるように腕を伸ばした。

「ユリウス、私とふたりでいる時は、その……“私”じゃなくて“俺”とか、丁寧語もやめて欲しいの」

「え……?」

「私、もっとユリウスと対等でいたいわ」

 恥ずかしそうにララは頬を染め、ユリウスの視線から逃れるように目を逸らした。そんな彼女を、ユリウスはすべてが愛おしいと感じてしまう。

「長い間の癖というのは、なかなかすぐには直せません。ですが……」

 ユリウスがララの顎を救い上げると口角をあげて笑った。

「ララ様がお望みなら、善処します」

「んッ――」

 ララはなにか言いかけたが、それはユリウスの唇によって阻まれた。
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