過保護な騎士団長の絶対愛
※ ※ ※
とある日、ララは湯浴みを終えて部屋に戻ると、腰で絞った淡い黄色のワンピースに着替え、椅子に座って侍女のステイラに髪の毛を結ってもらっていた。
誘拐された時はもう二度とコルビスには帰れないかもしれない、という絶望の淵に立たされた。しかし、なにもかもいつもの生活に戻ることができた。
違うことと言えば、ユリウスと恋人同士になったということだけ……。
「うーん、もっと女性らしい感じの髪型がいいんだけど……」
ララは手鏡を見ながら自分の髪型を角度を変えて見る。
「え? ララ様はいつも女性らしい髪型を嫌がるではありませんか」
いつもと様子の違うララにステイラは不思議そうに首をかしげた。
「そ、そうなんだけど……」
ユリウスの恋人になったんだから、もう少し女性らしくしたい――。
ララが俯いて言葉を選ぼうとしていると、ステイラがにこりと笑って言った。
「ユリウス様とうまくいかれたのですか?」
「えっ!?」
思わず大きな声を出してステイラの方へ振り向くと、ララはしまったと再びステイラに背を向けた。
「そうなのですね?」
恥ずかしさで深く俯くララの横から、ステイラが顔を覗き込む。
とある日、ララは湯浴みを終えて部屋に戻ると、腰で絞った淡い黄色のワンピースに着替え、椅子に座って侍女のステイラに髪の毛を結ってもらっていた。
誘拐された時はもう二度とコルビスには帰れないかもしれない、という絶望の淵に立たされた。しかし、なにもかもいつもの生活に戻ることができた。
違うことと言えば、ユリウスと恋人同士になったということだけ……。
「うーん、もっと女性らしい感じの髪型がいいんだけど……」
ララは手鏡を見ながら自分の髪型を角度を変えて見る。
「え? ララ様はいつも女性らしい髪型を嫌がるではありませんか」
いつもと様子の違うララにステイラは不思議そうに首をかしげた。
「そ、そうなんだけど……」
ユリウスの恋人になったんだから、もう少し女性らしくしたい――。
ララが俯いて言葉を選ぼうとしていると、ステイラがにこりと笑って言った。
「ユリウス様とうまくいかれたのですか?」
「えっ!?」
思わず大きな声を出してステイラの方へ振り向くと、ララはしまったと再びステイラに背を向けた。
「そうなのですね?」
恥ずかしさで深く俯くララの横から、ステイラが顔を覗き込む。