過保護な騎士団長の絶対愛
「う、うん……」
「まぁ! そうでしたか、やはり“ララ王女救出劇”の裏でそんなロマンスがあったのですね」
ステイラは嬉しそうにパンッと音を立てて、手と手を胸の前で合わせた。
「ララ様が誘拐されたと聞いて、それはもう毎日眠れない日々を過ごしておりました。けれど、ユリウス様がすぐにララ様の元へ向かわれたって聞いて、ユリウス様ならって信じておりましたよ。ほんとうにご無事でよかった……」
ステイラは思い出したかのように鼻を啜ってポケットからハンカチを取り出すと、ぶーっと鼻をかんだ。
「それにユリウス様のヴァニスのしがらみも、おふたりの愛の力で――」
「わーっ! もう、聞いてるだけでこっちが恥ずかしくなるからやめて!」
ララは恥ずかしさで頬を真っ赤に染めると、そんな様子さえも愛おしそうにステイラが微笑んだ。その時。
「ララ様、モリス様が私室にてお呼びです」
ドアの向こうで侍女に声をかけられる。
「わかったわ、今いく」
ララがそう返事をすると、ステイラが最後の仕上げに髪紐をキュッと結んだ。
「まぁ! そうでしたか、やはり“ララ王女救出劇”の裏でそんなロマンスがあったのですね」
ステイラは嬉しそうにパンッと音を立てて、手と手を胸の前で合わせた。
「ララ様が誘拐されたと聞いて、それはもう毎日眠れない日々を過ごしておりました。けれど、ユリウス様がすぐにララ様の元へ向かわれたって聞いて、ユリウス様ならって信じておりましたよ。ほんとうにご無事でよかった……」
ステイラは思い出したかのように鼻を啜ってポケットからハンカチを取り出すと、ぶーっと鼻をかんだ。
「それにユリウス様のヴァニスのしがらみも、おふたりの愛の力で――」
「わーっ! もう、聞いてるだけでこっちが恥ずかしくなるからやめて!」
ララは恥ずかしさで頬を真っ赤に染めると、そんな様子さえも愛おしそうにステイラが微笑んだ。その時。
「ララ様、モリス様が私室にてお呼びです」
ドアの向こうで侍女に声をかけられる。
「わかったわ、今いく」
ララがそう返事をすると、ステイラが最後の仕上げに髪紐をキュッと結んだ。