過保護な騎士団長の絶対愛
謁見の間の扉が開かれると、いつものように広々とした空間が広がった。真っ赤な絨毯はモリスの座る玉座までつながっている。
誰か、いる――?
見ると、モリスの目の前で片膝を付き頭を垂れている男がいた。ガイルとここで会った時のことをふと思い出してララの胸が一瞬曇る。
赤い絨毯を一歩一歩踏みしめて歩み寄る。そして、その見覚えのある白銀の髪にララは思わず声を出しそうになった。
「あ、あなたは……」
横に並ぶと、優雅な仕草で男はすっと立ち上がり、ララを見た。
「お久しぶりです。ララ王女、遅くなりましたがお迎えにあがりました」
「ユ、ユリウス……? なの?」
目の前で表情を和らげる人物に、ララは信じられないといったふうに、瞬きすら忘れて立ち尽くす。
「はい。まさか、もうお忘れになったのですか?」
後ろで束ねた流れる白銀の髪、そしてアイスブルーの瞳、容姿は変わらないのにユリウスの堂々とした風格は、三年前よりもさらに増して見えた。モール編みの肩章が揺れ、落ち着いた紺色の詰襟の正装で、このうえなく凛々しい。
誰か、いる――?
見ると、モリスの目の前で片膝を付き頭を垂れている男がいた。ガイルとここで会った時のことをふと思い出してララの胸が一瞬曇る。
赤い絨毯を一歩一歩踏みしめて歩み寄る。そして、その見覚えのある白銀の髪にララは思わず声を出しそうになった。
「あ、あなたは……」
横に並ぶと、優雅な仕草で男はすっと立ち上がり、ララを見た。
「お久しぶりです。ララ王女、遅くなりましたがお迎えにあがりました」
「ユ、ユリウス……? なの?」
目の前で表情を和らげる人物に、ララは信じられないといったふうに、瞬きすら忘れて立ち尽くす。
「はい。まさか、もうお忘れになったのですか?」
後ろで束ねた流れる白銀の髪、そしてアイスブルーの瞳、容姿は変わらないのにユリウスの堂々とした風格は、三年前よりもさらに増して見えた。モール編みの肩章が揺れ、落ち着いた紺色の詰襟の正装で、このうえなく凛々しい。