過保護な騎士団長の絶対愛
「さっきは全然うまく踊れなかったの、そのせいで殿方を怒らせてしまって……」
踊りながらララが言うと、レオンの口元が緩む。
「うまく踊れない女性を放り出すなんて、不届きですね。そんな男はさっさとお忘れになったほうがいい」
「あなたこそ、ダンス上手ね。目穴を布で隠してるのにちゃんと見えてるのかしら?」
「えぇ、あなたの美しいお顔もはっきりわかるくらい見えていますよ」
さらりとそんなことを言われて、ララの頬がほんのり染まる。
レオンとのダンスはあっという間に合わってしまった。曲が終わるのが名残惜しい。
「あ、あの……」
この後はどうするのか、そう伝えようと声をかけた時だった。
「すみません、次、ぜひともお相手願いたいのですが」
ライトブラウンの短髪に百八十には満たないが、長身というには十分な背丈の男が仮面の向こうでにこりと笑ってララを見ていた。
この国の舞踏会では、夫婦でない限り同じ男女で踊り続けることはできない。公平を期すため、男性は次の男性に女性を受け渡し、受け渡された女性はその手を取るのがマナーだ。ララは名残惜しげにレオンを見つめたが、レオンはゆっくりとララにお辞儀をして、その場から離れてしまった。
踊りながらララが言うと、レオンの口元が緩む。
「うまく踊れない女性を放り出すなんて、不届きですね。そんな男はさっさとお忘れになったほうがいい」
「あなたこそ、ダンス上手ね。目穴を布で隠してるのにちゃんと見えてるのかしら?」
「えぇ、あなたの美しいお顔もはっきりわかるくらい見えていますよ」
さらりとそんなことを言われて、ララの頬がほんのり染まる。
レオンとのダンスはあっという間に合わってしまった。曲が終わるのが名残惜しい。
「あ、あの……」
この後はどうするのか、そう伝えようと声をかけた時だった。
「すみません、次、ぜひともお相手願いたいのですが」
ライトブラウンの短髪に百八十には満たないが、長身というには十分な背丈の男が仮面の向こうでにこりと笑ってララを見ていた。
この国の舞踏会では、夫婦でない限り同じ男女で踊り続けることはできない。公平を期すため、男性は次の男性に女性を受け渡し、受け渡された女性はその手を取るのがマナーだ。ララは名残惜しげにレオンを見つめたが、レオンはゆっくりとララにお辞儀をして、その場から離れてしまった。