過保護な騎士団長の絶対愛
「サーラン山脈の向こうは、冬が長いのですよ、いつも雪が積もっている。それに比べてここは温かい、美しい女性にも出会えたことだし、来た甲斐がありました」
「もっと外の世界を教えて欲しいの、コルビス王国の周りのこと」
コルビス王国がすべてだったララにとって異国の話は興味深かった。小さなベンチに座り、ファビオの話にララは夢中になった。
「それで? その山脈の向こうの国って、どんなところ? 私、実はこの国から出たことがなくて、世間知らずだと思われるのが嫌なの」
すっかりいつもの口調に戻っているとも気づかず、ララは目を輝かせると、ファビオはふっと口元を緩めた。
「あなたは、コルビス王国の第三王女、ララ王女ですね?」
「え……あっ」
隣に座るファビオにそっとパピオンマスクを外される。いきなり素顔をさらされて驚いたララは、顔を背けることも忘れて瞬きをする。
「どうして……?」
「この商人の目は色んな価値のある品を見定めてきました。あなたの身につけている首飾りや耳飾りを見れば、王族であることは一目瞭然です」
銀製品は格式の高い身分の象徴。自分が王族であるとアピールしていたと思うと、この装飾品を選んだことを後悔した。
「もっと外の世界を教えて欲しいの、コルビス王国の周りのこと」
コルビス王国がすべてだったララにとって異国の話は興味深かった。小さなベンチに座り、ファビオの話にララは夢中になった。
「それで? その山脈の向こうの国って、どんなところ? 私、実はこの国から出たことがなくて、世間知らずだと思われるのが嫌なの」
すっかりいつもの口調に戻っているとも気づかず、ララは目を輝かせると、ファビオはふっと口元を緩めた。
「あなたは、コルビス王国の第三王女、ララ王女ですね?」
「え……あっ」
隣に座るファビオにそっとパピオンマスクを外される。いきなり素顔をさらされて驚いたララは、顔を背けることも忘れて瞬きをする。
「どうして……?」
「この商人の目は色んな価値のある品を見定めてきました。あなたの身につけている首飾りや耳飾りを見れば、王族であることは一目瞭然です」
銀製品は格式の高い身分の象徴。自分が王族であるとアピールしていたと思うと、この装飾品を選んだことを後悔した。