いじめっ子には愛の鉄槌を
あー……あの行為って、こんな風にやるんだ。
こんなに激しいんだ。
そして、女の人ってこんな声が出るんだ。
固まりながらもそんなことを思ってしまった。
よくよく考えると、人の行為を立ち聞きするなんて最低だ。
そう思った時には部屋は静かになっていて……
ガチャリ……
淳太君の部屋の扉が開いた。
そして、一糸纏わぬ淳太君が出てくる。
そのすっぽんぽんの淳太君を見て、
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」
あたしはマンションをも揺るがす悲鳴を上げていた。
悲鳴を上げながら腰を抜かし、その場に座り込んでいた。
最低だあたし、何やっているのだろう。