いじめっ子には愛の鉄槌を
職場に着くと、隣の席の淳太君は何食わぬ顔で仕事をしていた。
昨日淳太君に張り手を食らわせた素敵OLも同じ部署かと怯えていたが、どうやら違うようで。
周りを見てホッと胸を撫で下ろした。
いや、ホッとしているところではない。
初めての仕事だし淳太君もいるし、気を引き締めないと。
背筋を伸ばしていると、
「今井さん、シンガポール支社から電話です」
早速電話がかかってくる。
それを受け取った淳太君は流暢な英語で会話を始めて、目が離せなくなってしまった。