いじめっ子には愛の鉄槌を








職場に着くと、隣の席の淳太君は何食わぬ顔で仕事をしていた。

昨日淳太君に張り手を食らわせた素敵OLも同じ部署かと怯えていたが、どうやら違うようで。

周りを見てホッと胸を撫で下ろした。

いや、ホッとしているところではない。

初めての仕事だし淳太君もいるし、気を引き締めないと。




背筋を伸ばしていると、



「今井さん、シンガポール支社から電話です」



早速電話がかかってくる。

それを受け取った淳太君は流暢な英語で会話を始めて、目が離せなくなってしまった。


< 52 / 239 >

この作品をシェア

pagetop