長男・長女の恋模様―真面目×真面目＝？！？

そうして見つめているうちに悠斗さんは今日のもう一人の主役の元へ。

見てみるとやっといろんな友人達との話が落ち着いた御曹司と穏やかな雰囲気で会話してる。


美形男子が語らってるとどっかのモード系雑誌のモデルみたいで絵になる。
目の保養だね！

会社でも度々２人で並んでるのは見る。秘書と専務だからだ。

会社でも２人を目撃すればざわめきが起きるほどだ。


こんなふうに見つめる度に想いは募るばかりだけども行動には移せない。


歳上の大人の男性なんて近くに居なかったから憧れからの一目惚れだったのかな、なんて客観的な自己分析は出来て
も好きな筈なのにいろいろ遠くて何も出来ない臆病者。

私は普段はシャキッとした姉御肌の世話焼きだ。

何しろ年の離れた双子の妹のお世話に追われて中学高校時代を過ごし大学に入ればたまに保護者代わりになり。
友人と過ごすか双子と過ごすかしかしてこなかった私は片想いしてても恋愛とは程遠い青春時代を過ごした。

後悔はしてない。
双子の妹はとても可愛いから。

思わず思考がとっちらかってるな。
酔ってるかもしれない。

少し酔いを覚まそうとお茶をもらって一息着いていた。