もう一度、名前を呼んで2


「遊びに行かなくていいの?」

またビーチバレーを始めた舜くんたちのほうを指さしながら僚が言った。

「砂浜であんなに動けないよ…」

「はは,舜はすごいね」

「なんであんなに動けるんだろ」

「意外と足腰逞しいからね~」


あたしも結構運動神経はいいんじゃないかと思っていたけど,舜くんやそれについて行ってるみんなを見てると全然だと思う。

みんな凄すぎ。砂浜で飛んだり跳ねたりできる?あたしはできない。



「スイカもあるからあとでスイカ割りしようか」

「スイカ割り?」

なにそれ。スイカ割るの?何のために?


「え,藍那ちゃんスイカ割り知らないの?」

「え…知らないけど…そんなに有名?」

「そっかあ~アメリカにはスイカ割りないんだね。じゃあなおさらやらなきゃね!」

結局詳しいことは教えてくれない。うう~ん…割るって何で割るんだろ。手?足?棒とか?



「…くそあちい……めっちゃ背中いてえんだけど」

「起きた?そりゃそうでしょ,めちゃくちゃ焼けてると思うよ」

「一瞬マジで寝てたぜ」

「へえ」


龍毅が目を覚ましたらしい。

「海で冷ましてきたら?」

「藍那おめー…ぜってえいてえわ。鬼か」

「藍那ちゃん意外と鬼畜なこと言うね」

「え?そう?」


海,冷たいから冷えてちょうどいいかと思ったんだけど


「塩分で結構しみるんじゃないかな」

「あ~そっか」

「バカだな」

「うるさいな。バカじゃないし。海に突き落としてやろうか?」

「上等じゃねえか。先に沈めてやんぜ」

「ふん」


せっかく気を遣って言ってやったのにさ!なによ,バカバカって!

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