もう一度、名前を呼んで2
「ただいま戻りましたよ~っと!」
「理流!」
理流だ!帰ってきた。
「理流…暑くないの?」
なんと理流はあたしと同じように長袖のパーカーを着ている。
「色男が日に焼けたら困るだろ?」
「ん?」
ニヤッと笑いながら言っている。色男…?理流ってこんなふざけ方する人だったっけ
「うえっ!なんだそれ…バッカじゃねえの」
「うるせえな,聞こえてんぞ」
「聞こえるように言ってんだよ。なんでそんなの着てんだよ」
龍毅もやっぱり不思議に思ったんだろう。にしても龍毅はバカ以外のボキャブラリーはないのか。
「まあ気にすんなって。海には入んねーの?」
「今起きたんだよね」
「寝てたのかよ!……悠唏はえらい走ってんな」
サッとあたしの隣に座って悠唏を見て笑っている。
「お,舜もいったな」
……ん?なんか,嗅ぎなれない匂いがする,理流から
タバコ?とかかな…理流ってタバコ吸ってたっけ
「ん?どうした?」
あたしがじっと見つめていたら,視線に気付いたらしい。
ううん…でも何となく聞かない方が良いような気もする。なんか態度が白々しいし…
「なんでもない」
「そうか?」