もう一度、名前を呼んで2


「さー,理流も戻ってきたしそろそろスイカ割りする?追いかけられてる悠唏も可哀相だし」

可笑しそうに笑う僚が提案した。

スイカ割り!やる!

「スイカ持ってくっか」

「龍毅,木刀どこ置いた?」

「コテージの入り口んとこ」


木刀?木刀使うんだ…そういえば誰かが持ってたような気もする。

「じゃあ取りに行ってくるね,悠唏たちもその辺に呼んどいてくれる?」

「はーい」


あたしと龍毅は追いかけられてる可哀相な悠唏を助けてあげることにしよう。


「おーいみんなー!スイカ割りするってよー!」

「腕自慢は集まれよ~」


でもどこでやるんだろ?砂浜で?


「おいコラ藍那,そこの袋にシート入ってっから」

「おーけー」

なるほど,シート使うのか

袋の中には割とぼろいレジャーシートが入ってた。準備がいいな意外と。




「ハァ…きちい……」

「悠唏!おつかれ」

「死ぬ……」

ぜーぜーと肩で息をしている悠唏がさっきまであたしが転がってたシートに倒れこんだ。


「舜のアレ…なんなんだよ……アホみてえに足はえーんだけど」

「舜くんと砂浜の相性の良さ凄いよね」

「あいつ砂浜でなら10人くらい一人で潰せるんじゃね…」

「あはは,確かに」


舜くんはほんとにすごいもんな~


「はっはーん!悠唏まじヤワだな!」

「ふざけんな俺はお前が加わる前から走り続けてたんだよ」

「海藻にビビりまくってだろ?見てたぜ」

「ビビってねえよ」


いやいや,悠唏絶対ビビってたじゃんなんでそんな強がるの…


「ふふ,」

「笑ってんじゃねー」


あたしが小さく笑ったのが悠唏にバレて足をぺちっと叩かれた。

へへ,バレちゃった


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