もう一度、名前を呼んで2
「うわ~龍毅木刀似合うね」
「だろ」
「でも目隠ししてて間抜けだよね」
「っんだとコラ!」
「きゃー!木刀振り上げたー!」
スイカをシートにセットして,目隠しをされた龍毅がスタンバイしている。もうすでに結構面白い。
「はいじゃー龍毅ぐるぐるして~」
「マジで?」
「ほら,木刀に頭付けて!」
「なにあれ!あれやるの!?」
「目隠しする前にスイカの場所見れんだろ」
「目を回さなきゃいけないってこと!?」
そんなことさせようとしたの!すごいゲームだコレ……
ぐるぐるぐるぐる…
「うえっ……」
「きゃはははは!!!」
ぐるぐる回る龍毅が面白すぎた!そりゃ気持ち悪いよね!
よろよろ歩いているし,全然スイカとは違う方向を向いてる。
「きゃー!龍毅!右!右だよ!」
「みぎぃ~?右ってどっちだよ!」
気持ち悪い…といいつつフラフラと右に体を向けていく。
「ははははは!!」
よろよろの龍毅面白い!
「…なあ悠唏,なんでコイツこんだけでこんなウケてんの?」
「さあ?ツボってんな」
「藍那がこんなに笑ってるとこ初めて見たんだけど」
「ははははは!!」
いや舜くんたちの会話も聞こえてるけどさ!龍毅めちゃくちゃ面白いよ!
「龍毅さん左っす!」
「あ゛?さっき右っつたろ!」
「スイカ後ろだよ!」
「後ろってどういうことだテメェ!」
「きゃはは!!」
「爆笑してんじゃねえちゃんと教えろ!」
「だから後ろだってばー!」
・
・
あたしたちの誘導のかいあって?無事に龍毅はスイカの目の前まで行っている。
「すげー時間かかったね」
「めちゃくちゃ面白いんだもん」
「次藍那ちゃんやる?」
「やらない!龍毅ー!そこだ!振り下ろせー!」
見てる方が絶対楽しいもん!悠唏にやらせようよ!
「うおおー!!」
「きゃー!!!」
龍毅がめいっぱい振り下ろした木刀はスイカにクリーンヒットした!
すごいすごい!
「イエーやったぜ!!」
「すごいぞ龍毅ー!」
スイカは粉々でとても食べられそうにはないけどね!