クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
「そんな事気にしなくていいのに」
変な気を回さず、私に選ばせてくれたら良かったのに。
少し残念な気持ちでもう一度鏡を見た。
瞳の色に合わせた緑の服はまあまあ可愛いと思うけど、やっぱりこの髪型が納得いかない。やり直しを頼もうか悩んでいたところでホリーが言った。
「グレーテ様の栗色の髪に赤いリボンはお似合いですよ。赤はリュシオン様の色ですし、これからは赤の装飾品を増やしたらいかがですか?」
「……リュシオンの赤?」
確かにリュシオンと言えば赤の印象がある。単に髪の色のせいなのだけれど。
でもそう考えると赤を好きになるから不思議だ。
さっきまで不満だったリボンも可愛く見えてくる。
ホリーの言う通りこれからは赤を増やしていこうか。
「グレーテ様どうしたんですか? もしかしてこのリボンか不満なんですか?」
「いえ……何でもないわ。リュシオンを待たせるのは悪いし、そろそろ行きましょう」
「はい」
ホリーはホッとした様子で頷くと、いそいそと支度を始めた。
今日は珍しくリュシオンの仕事が休みなので、城下街アトレゼへ連れて行って貰う事になっている。
リュシオンと私的な事で出かけるのは初めてだから、私は今日の日をとても楽しみにしていた。
本当はふたりきりで行きたいのだけど、リュシオンが護衛として部下のフレッドも連れて行くと言うから、私もホリーを連れて行く事にした。
ホリーもかなり乗り気で、当日はふたりして街の女性の格好をしようと盛り上がり、ホリーが前もって服を用意し、ついでに流行の髪型を結ってくれたと言う訳だ。
変な気を回さず、私に選ばせてくれたら良かったのに。
少し残念な気持ちでもう一度鏡を見た。
瞳の色に合わせた緑の服はまあまあ可愛いと思うけど、やっぱりこの髪型が納得いかない。やり直しを頼もうか悩んでいたところでホリーが言った。
「グレーテ様の栗色の髪に赤いリボンはお似合いですよ。赤はリュシオン様の色ですし、これからは赤の装飾品を増やしたらいかがですか?」
「……リュシオンの赤?」
確かにリュシオンと言えば赤の印象がある。単に髪の色のせいなのだけれど。
でもそう考えると赤を好きになるから不思議だ。
さっきまで不満だったリボンも可愛く見えてくる。
ホリーの言う通りこれからは赤を増やしていこうか。
「グレーテ様どうしたんですか? もしかしてこのリボンか不満なんですか?」
「いえ……何でもないわ。リュシオンを待たせるのは悪いし、そろそろ行きましょう」
「はい」
ホリーはホッとした様子で頷くと、いそいそと支度を始めた。
今日は珍しくリュシオンの仕事が休みなので、城下街アトレゼへ連れて行って貰う事になっている。
リュシオンと私的な事で出かけるのは初めてだから、私は今日の日をとても楽しみにしていた。
本当はふたりきりで行きたいのだけど、リュシオンが護衛として部下のフレッドも連れて行くと言うから、私もホリーを連れて行く事にした。
ホリーもかなり乗り気で、当日はふたりして街の女性の格好をしようと盛り上がり、ホリーが前もって服を用意し、ついでに流行の髪型を結ってくれたと言う訳だ。