クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
「私は十二歳の時にこのアンテス城の騎士見習いとなりました。それ以前のカイザー家で暮らしていた頃に私は自らの過信で、主であるベルツ家の方に酷い傷を負わせてしまったのです。その時以来決して自分の力を奢る事はしないと決めています」
リュシオンは淡々と語ったけれど、私は酷く動揺していた。
今の話から、リュシオンは主家の誰かを傷つけた罪で、生家を追い出されたのだと察したからだ。
だから、アンテス城内の誰もリュシオンの出自について触れないのだ。
十二歳という幼さで、生まれ育った家を追い出されたリュシオンは、きっと多くの苦労をしたはずだ。
今は誰もが羨むような素晴らしい騎士となったけれど、今でも過去の事を忘れていないから、自分の実力を過小評価するような所があるのだろう。
非の打ち所の無い最強の騎士だと思っていたリュシオンの意外な過去を知り、私は上手く言葉が出て来なかった。
その時に何が有ったのかもっと詳しく聞きたい気持ちは有るけど、リュシオンの気持ちを思うと、辛かったであろう過去の事をしつこく問い詰めたりは出来ない。
リュシオンは淡々と語ったけれど、私は酷く動揺していた。
今の話から、リュシオンは主家の誰かを傷つけた罪で、生家を追い出されたのだと察したからだ。
だから、アンテス城内の誰もリュシオンの出自について触れないのだ。
十二歳という幼さで、生まれ育った家を追い出されたリュシオンは、きっと多くの苦労をしたはずだ。
今は誰もが羨むような素晴らしい騎士となったけれど、今でも過去の事を忘れていないから、自分の実力を過小評価するような所があるのだろう。
非の打ち所の無い最強の騎士だと思っていたリュシオンの意外な過去を知り、私は上手く言葉が出て来なかった。
その時に何が有ったのかもっと詳しく聞きたい気持ちは有るけど、リュシオンの気持ちを思うと、辛かったであろう過去の事をしつこく問い詰めたりは出来ない。