クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
「でもリュシオンは私の護衛役であるより前に婚約者なのよ? 少しくらい手を繋いでくれたっていいと思うわ」
そんな事を言われるとは全く想像していなかったのか、リュシオンは困惑顔だ。
この様子から、今日のこの外出は、デートだと言う自覚が薄く、護衛任務にばかり気がいっているのだろう
私はリュシオンの手を強く引っ張って、前に進んだ。簡単に抵抗出来るはずのリュシオンは、そうはせずに私に付いて来てくれた。
「私今日のデートを凄く楽しみにしていたわ。だから出来ればリュシオンにも楽しんで欲しい。私の事を護衛対象ではなく、婚約者として見て欲しいの」
「婚約者として……」
リュシオンは何か考え込んでしまったようで、はっきりとした肯定の返事は貰えなかったけれど、繋いだ手を離すような事はしなかった。
良かった。どうやら手を離す事は諦めてくれたようだ。
リュシオンの過去の事は今でも気になる。
お姉様の事、生家での出来事。
でも今はせっかくの外出を楽しむ事だけを考える事にした。
そしてリュシオンにも楽しんで欲しい。今が幸せだって思って欲しい。
そうした時間を少しずつ積み重ねていけば、いつかリュシオンは私の事を好きだと思ってくれるかもしれないから。
そんな事を言われるとは全く想像していなかったのか、リュシオンは困惑顔だ。
この様子から、今日のこの外出は、デートだと言う自覚が薄く、護衛任務にばかり気がいっているのだろう
私はリュシオンの手を強く引っ張って、前に進んだ。簡単に抵抗出来るはずのリュシオンは、そうはせずに私に付いて来てくれた。
「私今日のデートを凄く楽しみにしていたわ。だから出来ればリュシオンにも楽しんで欲しい。私の事を護衛対象ではなく、婚約者として見て欲しいの」
「婚約者として……」
リュシオンは何か考え込んでしまったようで、はっきりとした肯定の返事は貰えなかったけれど、繋いだ手を離すような事はしなかった。
良かった。どうやら手を離す事は諦めてくれたようだ。
リュシオンの過去の事は今でも気になる。
お姉様の事、生家での出来事。
でも今はせっかくの外出を楽しむ事だけを考える事にした。
そしてリュシオンにも楽しんで欲しい。今が幸せだって思って欲しい。
そうした時間を少しずつ積み重ねていけば、いつかリュシオンは私の事を好きだと思ってくれるかもしれないから。