クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
「こちらの【二種のコース】は二種類の魚料理が楽しめるので一番の人気だそうです。また、こちらの【月花亭セット】は赤身魚を煮込んだものがメインです」
「どちらも美味しそうね……リュシオンは何を注文するの?」
「二種のコースにします」
リュシオンは迷う様子も無く答える。ほんの少しメニューを見ただけで即決出来るなんて凄い。
私はなかなか決められない。一番人気も気になるし、赤身の煮込みも美味しそうだからだ。
どちらも食べたいけれど、そんなに沢山食べられないし……迷いながら何気無く周囲を見回すと、隣のテーブルの様子が目に入った。
リュシオンと同年代の男女のふたりで、とても楽しそうに会話をしている。
テーブルにはもう料理が並んでいて、美味しそうな焼目がついた白身の魚が食欲をそそる。
その中でも一番私の感心を惹いたのはふたりがお互いの料理を分け合っている事だった。
皿を交換して食べあうという習慣は私には無い。でも、交換すればいろんな種類の料理が楽しめるから合理的と言えるかもしれない。
なんだか羨ましくなった。私もリュシオンとあんな風に分け合って食事をしてみたい。実際には無理だろうけど。
リュシオンは真面目だからマナーとして良く有りませんとか言われてしまいそうだし、隣のテーブルのふたりのように、食べ物を分け合う程の親密度が私達にはまだ無いと思う。
散々悩んで、私は月花亭セットを注文する事にした。
注文を終えるとリュシオンがクスリと笑いながら言った。
「かなり迷いましたね」
「だって、どちらも捨てがたかったんだもの。リュシオンは全然悩まないのね、いつもそうなの?」
「そうですね。食事にそれ程拘りはありません」
確かにリュシオンが、ガツガツ何かを食べている姿は想像が出来ない。
「リュシオンの好きな食べ物は何?」
今更の質問だけれど、そんな事も私は知らない。こうしてゆっくり向き合える機会は貴重なのだから、今日はリュシオンの事を沢山知りたい。
「どちらも美味しそうね……リュシオンは何を注文するの?」
「二種のコースにします」
リュシオンは迷う様子も無く答える。ほんの少しメニューを見ただけで即決出来るなんて凄い。
私はなかなか決められない。一番人気も気になるし、赤身の煮込みも美味しそうだからだ。
どちらも食べたいけれど、そんなに沢山食べられないし……迷いながら何気無く周囲を見回すと、隣のテーブルの様子が目に入った。
リュシオンと同年代の男女のふたりで、とても楽しそうに会話をしている。
テーブルにはもう料理が並んでいて、美味しそうな焼目がついた白身の魚が食欲をそそる。
その中でも一番私の感心を惹いたのはふたりがお互いの料理を分け合っている事だった。
皿を交換して食べあうという習慣は私には無い。でも、交換すればいろんな種類の料理が楽しめるから合理的と言えるかもしれない。
なんだか羨ましくなった。私もリュシオンとあんな風に分け合って食事をしてみたい。実際には無理だろうけど。
リュシオンは真面目だからマナーとして良く有りませんとか言われてしまいそうだし、隣のテーブルのふたりのように、食べ物を分け合う程の親密度が私達にはまだ無いと思う。
散々悩んで、私は月花亭セットを注文する事にした。
注文を終えるとリュシオンがクスリと笑いながら言った。
「かなり迷いましたね」
「だって、どちらも捨てがたかったんだもの。リュシオンは全然悩まないのね、いつもそうなの?」
「そうですね。食事にそれ程拘りはありません」
確かにリュシオンが、ガツガツ何かを食べている姿は想像が出来ない。
「リュシオンの好きな食べ物は何?」
今更の質問だけれど、そんな事も私は知らない。こうしてゆっくり向き合える機会は貴重なのだから、今日はリュシオンの事を沢山知りたい。