クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
「私はただリュシオンの仕事が早く終われば、もっと一緒に過ごす時間が増えると思っただけなの。リュシオンが好きだからもっと沢山話したい、側に居たい、ただそれだけだわ。でもリュシオンは違うでしょ? 自分から私と会いたいなんて思った事もないでしょ?」
私の言葉に驚いたのかリュシオンは黙りこんでしまった。
図星過ぎて返答に困っているのだろうか。
思わず気持ちを訴えてしまったけど、私のやっている事は独りよがりで自分勝手な事なのかもしれない。自分の辛さをリュシオンにぶつけて困らせているだけなのだから。
「リュシオン、今のはもう忘れて。困らせてしまってごめんなさい」
諦めに似た気持ちでそう言った。だけどリュシオンは頷かなかった。
「いえ、忘れません」
「え?」
「私の話を聞いてくれますか?」
リュシオンが私を真っ直ぐ見つめて言う。私は勿論直ぐに頷く。
「言葉が足りずに誤解させてしまったようですが、私は義務でグレーテと会っている訳ではありません」
「でも……」
「確かに初めは婚約者としての義務でした。ですが辺境伯令嬢としてではない、グレーテ個人の人柄を知るに連れ、会うのが楽しいと思うようになりました」
私の言葉に驚いたのかリュシオンは黙りこんでしまった。
図星過ぎて返答に困っているのだろうか。
思わず気持ちを訴えてしまったけど、私のやっている事は独りよがりで自分勝手な事なのかもしれない。自分の辛さをリュシオンにぶつけて困らせているだけなのだから。
「リュシオン、今のはもう忘れて。困らせてしまってごめんなさい」
諦めに似た気持ちでそう言った。だけどリュシオンは頷かなかった。
「いえ、忘れません」
「え?」
「私の話を聞いてくれますか?」
リュシオンが私を真っ直ぐ見つめて言う。私は勿論直ぐに頷く。
「言葉が足りずに誤解させてしまったようですが、私は義務でグレーテと会っている訳ではありません」
「でも……」
「確かに初めは婚約者としての義務でした。ですが辺境伯令嬢としてではない、グレーテ個人の人柄を知るに連れ、会うのが楽しいと思うようになりました」