クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
リュシオンは優しく微笑むと、自分も食事を始めた。
「それだけで足りる?」
「大丈夫ですよ」
リュシオンはナイフで白身の香草焼を切り分ける。
こうして改めて見るとリュシオンの所作は、一つ一つがとても美しい。
貴族の子女が受けるのに近いしっかりとした教育を受けた事が窺える。
多分、生家で身に付けたのだ。そんな立場の人が、何の後ろ盾もないただの騎士見習いとなり、ここまで来たのだ。
リュシオンは凄い。
私もそんなリュシオンに相応しいと胸を張って言えるようにいつかなりたい。
穏やかな昼食の席でそんな事を考えた。
食事の後は飲食街を散策した。
途中、氷漬けの果物をリュシオンが皆に買ってくれた。歩きながら食べるのは初めてだけれど、新鮮で楽しい。
ホリーは食べ歩き初心者初では無いようだけれど、自分も買って貰ったのが嬉しかったようでご機嫌だ。
「リュシオン様って強いだけでなく、気も利きますよね」
それは良く分かっている。彼は本当に気遣いの人だ。でも改めて褒められると嬉しくなる。
「月花亭でも慣れていない私が悩まないように、人気の料理を勧めてくれたわ。月花亭セットと言ってとても美味しかったのよ。ホリーは何を食べたの?」
「私は白身魚のムニエルです。フレッドさんが勧めてくれたんですけど、凄く美味しかったです」
思い出しているのか、うっとりした様子で言う。
「フレッドも来た事が有ったのね」
「リュシオン様と一緒に来たみたいですよ」
「……そうなの?」
少し嬉しくなる。実はリュシオンは過去にお姉様のお供で来たんじゃないかと思っていたからだ。
「それだけで足りる?」
「大丈夫ですよ」
リュシオンはナイフで白身の香草焼を切り分ける。
こうして改めて見るとリュシオンの所作は、一つ一つがとても美しい。
貴族の子女が受けるのに近いしっかりとした教育を受けた事が窺える。
多分、生家で身に付けたのだ。そんな立場の人が、何の後ろ盾もないただの騎士見習いとなり、ここまで来たのだ。
リュシオンは凄い。
私もそんなリュシオンに相応しいと胸を張って言えるようにいつかなりたい。
穏やかな昼食の席でそんな事を考えた。
食事の後は飲食街を散策した。
途中、氷漬けの果物をリュシオンが皆に買ってくれた。歩きながら食べるのは初めてだけれど、新鮮で楽しい。
ホリーは食べ歩き初心者初では無いようだけれど、自分も買って貰ったのが嬉しかったようでご機嫌だ。
「リュシオン様って強いだけでなく、気も利きますよね」
それは良く分かっている。彼は本当に気遣いの人だ。でも改めて褒められると嬉しくなる。
「月花亭でも慣れていない私が悩まないように、人気の料理を勧めてくれたわ。月花亭セットと言ってとても美味しかったのよ。ホリーは何を食べたの?」
「私は白身魚のムニエルです。フレッドさんが勧めてくれたんですけど、凄く美味しかったです」
思い出しているのか、うっとりした様子で言う。
「フレッドも来た事が有ったのね」
「リュシオン様と一緒に来たみたいですよ」
「……そうなの?」
少し嬉しくなる。実はリュシオンは過去にお姉様のお供で来たんじゃないかと思っていたからだ。