捨てられた町
そう言うと、カエルは左右に首を振って「ないんだよ」と、答えた。
「ない……? そんなはずないだろ? 僕はまだ使えるものでも捨てたことはある」
「ルキ。お前は俺を捨てた後、こっぴどく両親から怒られた事を忘れたか?」
そう言われ僕はハッと息を飲んだ。
どうして今まで忘れていたんだろう。
引っ越しの後カエルのストラップを捨てたと伝えると、僕は確かに怒られたんだ。
『物は大切にしなさい』
『まだ使えるものを捨てちゃいけません』
そんな風に……。
「で、でも……。それでも僕は……」
『使えるまま捨てた物があるはずだ』
「ない……? そんなはずないだろ? 僕はまだ使えるものでも捨てたことはある」
「ルキ。お前は俺を捨てた後、こっぴどく両親から怒られた事を忘れたか?」
そう言われ僕はハッと息を飲んだ。
どうして今まで忘れていたんだろう。
引っ越しの後カエルのストラップを捨てたと伝えると、僕は確かに怒られたんだ。
『物は大切にしなさい』
『まだ使えるものを捨てちゃいけません』
そんな風に……。
「で、でも……。それでも僕は……」
『使えるまま捨てた物があるはずだ』