御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
彼が将来社長のイスに座ることは聞いた。


「だから海外のことも常に知っておきたいと、ああやって毎日。おまけに凄腕だからしっかりと運用実績も上げていて、為替のリスクがあるから国内株に限って運用してくれと言っていた企業からも、一木さんならって任せてくれることも多いんだ」


そんなにすごい人なんだ。


「佐橋、セミナー行くぞ」

「はい」


私と話していた佐橋さんは、別の社員から呼ばれている。


「セミナーというのは……」

「投資についての勉強会だよ。俺も時々連れていってもらってるんだ」


声をかけてきたのは、朝、あのミーティングにいたチームリーダーのうちのひとりだ。
そんな立場になっても勉強してるんだ……。


「行ってくるわ」

「はい、行ってらっしゃい」


朝から感心することばかりだった。

慣れないこともあってか、レポートのチェックは、結局終業時間までに終わらなかった。
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