御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
思わず本音を言ってしまった。
すると彼は白い歯を見せる。


「あはは。そうだったのか。悪い。俺、自炊したことがなくて、どれくらいかかるのかわからないんだ」


難しい株価の予想はできるくせに、なんだかおかしい。
でも、ホッとして頬を緩めていると、彼がじっと私を見つめているのに気づいた。


「英莉の作ってくれるものなら、いくらでも出すよ」


声のトーンを抑えた彼が、私から目をそらすことなく言うので、途端に心臓が暴れだす。


「えっ、あの……」

「英莉が俺のために作ってくれるものは、本来金に換算なんてできない。そうだろ?」


企業の価値をお金に換算する仕事をしている人の言葉とは思えない。
でも、そう思ってくれるのがうれしくて、うなずいた。


それから彼は実においしそうにすべてを平らげてくれた。


「英莉、掃除もしてくれたのか」

「はい。時間があったので。すみません、寝室に勝手に入りました」
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