御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「海外株運用部をもっと信頼すればいいだけの話だ」


彼がどれだけ優秀でも、すべて自分でこなすことはできない。
優れた経営者は、誰かに任せることも必要になるのかもしれない。


「すみま……」

「だから、人の話聞いてるか?」


彼はクスクス笑い出す。


「はい。聞いてます」


私ももう謝るのはやめよう。


「一木さん、もうお休みになられては?」

「はっ、まだ子供も起きている時間だぞ」


まだ二十二時。
でも、毎朝五時起きなんだから、寝たほうがいい。


「そうですけど……」

「蓮川は眠い?」

「いえ。ちっとも」


私もさすがに二十二時には眠らない。


「それなら、話をしよう。こっち、おいで」


彼は座っているソファの隣をポンと叩く。

隣に来いと? 
もうすっぴんは見られてしまったし、気にしなくていいと言われたものの、並んで座るというもの緊張する。
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