御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
でもそれがおかしくてクスッと笑ってしまった。

するとすぐにうがいをした彼は、「笑ったな」と私の頬を軽くつねる。


「すみはほん……」

「あはは。なに見てるんだって言ったんだ。英莉もなに言ってるかわかんないぞ」


彼に声を上げて笑われてしまったけれど、それがうれしかった。
やっぱり家にいるときは、このほうがいい。

私もうがいを済ませると、今度は彼が私のことをじっと見ていた。


「えっと、なにか?」

「視線でアピールもいい」

「はっ?」

「男は、女の視線が気になるもんだ」


あっ、さっきこっそり見ていたことを言われているんだ。
それに気づくと、頬が赤らんでしまう。


「それじゃ、おやすみ」


彼はそれに気づいたかどうかはわからないけど、意味深な笑顔を残して、寝室に行ってしまった。
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