御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「はぁ……」


いきなり恋愛の練習って……。


「私、家政婦なんでしょ?」


大きな鏡に映る自分に向かい問いかけると、なぜか胸がチクンと痛んだ。



翌朝はきちんとアラームをセットして、五時前に起き、すぐにコーヒーをセットする。
彼が仕事を始めるときには、コーヒーを用意しておきたかったからだ。


「英莉?」


一旦部屋に戻り着替えをしていると、彼が呼んでいる。
ちょうど五時。やっぱり早起きだ。


「はい。今行きます」


彼に買ってもらったシャツは、高いだけのことはあり縫製も丁寧で、スタイルよく見せてくれるから気に入っている。

淡いブルーのシャツに紺のスカートをはきリビングに行くと、彼がカップに出来立てのコーヒーを注いでいた。


「ごめんなさい、今、やります」

「いや、起きてくれたのか。悪かったな」


彼が仕事をしているとわかっているのに、寝ているわけにはいかない。
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