御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「信じて、ます」

「うん。あとはちゃんと戸締りして寝ろ。あのマンション、セキュリティはしっかりしているが、やっぱりひとりにするのは心配だ」

「大丈夫です。だって、野宿しようとしてたんですよ、私」

「そうだった」


彼は白い歯を見せ、クスクス笑う。


「でも、だから心配だ。英莉は俺には考えつかないことをするからな」

「じゃあ、一木さんの考えの範囲で頑張ります。それじゃ、行きますね」


あまり邪魔をしてはいけない。
名残惜しかったけれど立ち上がり出口に向かった。


「英莉」


すると再び彼が私を呼ぶので振り向くと……。


「あっ……」


つかつかと私に歩み寄った彼が、突然私を抱きしめたので声が出てしまう。


「頼むから、無茶はしないでくれ」

「一木さん?」


どうしたの?


「悪い。恋愛レッスン忘れてたから」

「あっ、いいんですよ、そんなの……」
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