御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「あれ、いつもより饒舌じゃない?」


しまった。しゃべりすぎた……。


「あっ、あの……美肌効果とかダイエット効果とか……そういうのって、女子は好きですから」


必死になって笑顔を作ると、佐橋さんは納得してくれたようだ。

再びご飯を口に入れチラッと一木さんのことを盗み見ると、彼は口元を抑えて笑っているように見えた。
私が焦っているのを見て、楽しんでいるんだ。

そもそもあなたが弁当を作れって言ったのに。

それからなんとかごまかして昼食を終えることができた。

桑田さんはあれから無表情だ。
彼女からランチボックスのごみを回収したものの、視界にも入れてもらえなかった。


弁当のことは別としても、一木さんのアシスタントとして働いていることが気に入らないのは、ここに来た初日からひしひしと伝わってきている。


「蓮川」

「はい」

「午後の仕事だ」


一木さんから渡されたのは大量のコピーと、データ入力。
そしてレポートチェックだ。
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