御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
彼の腕の中でコクンとうなずくと、いっそう強い力で抱き寄せられた。


「イヤな思いをさせてごめん」


私は必死に首を振る。
あのキスに、彼の気持ちが少しも入っていなかったのだとしたら、それでいい。

もちろん、ちょっぴり妬ける。
でも、彼の気持ちが私に向いてくれているのなら、それでもう十分だ。


「大切にする。英莉だけを愛すると誓うよ」


大好きな一木さんが私に愛を囁いているなんて、信じられない。
胸がいっぱいで、頭がうまく働かない。


「英莉」


やっと腕の力を緩めた彼は、優しい声で私の名を口にして顔を覗き込む。
彼の熱い視線が私をじわじわと焦がしていく。


「愛してる。ずっと俺の隣にいてくれ」


そう吐き出した彼は、ゆっくりと顔を近づけてきて、唇をふさいだ。
そっと離れた一木さんは、目を細め、私を愛おしそうに見つめる。


「離さないから」


そして耳元で囁き、私をもう一度抱きしめる。
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