御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
そう自分に言い聞かせても、パソコンの画面を見つめたまましばらくなにをすることもできなかった。

ようやく作業を終え帰宅すると、淳也さんからメールが入っているのに気づいた。


【英莉、ごめん。今日もちょっと遅くなる。飯はいらない】


「私は、なに?」


私は淳也さんの、なに?

淳也さんのことは、高嶺の花だとわかってた。
でも、そんな彼と結ばれて、彼との幸せな未来を見ていたのに……こんなにあっさりと捨てられるの?


「無理だよ……」


堂々と桑田さんと浮気され、彼女にはさげすまれ……。
こんなにみじめな生活を送るなんて、私には無理。

いったん家に帰ったものの、苦しくてたまらない。


あからさまに浮気をされて平気な人なんている?

彼のことを信じたいのに、信じられない。
私は目の前の浮気を許せるほど、大人じゃない。


「淳也さん……」


淳也さんの物があふれるこの家に、もういたくない。
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