御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
気がつけば、キャリーバッグに荷物を詰め始めていた。
そして、震える手で退職届をしたためる。
なにも知らない業界に飛び込んで、最初は不安だらけだった。
でも、必死になって勉強して、少しずつ仕事が楽しくなってきていたのに。
書きあがった退職届と、【今までお世話になりました】という短い手紙をテーブルに残し、部屋を出た。
鍵をポストに入れた瞬間、じわじわと涙が溢れてくる。
もう、ここに戻ってくることはない。
私はドアの前で深々と頭を下げてから、一歩を踏み出した。
すると突然隣の部屋の玄関も開き、私と同じ歳くらいのかわいらしい女の人が飛び出してくる。
「すみれ、悪かったよ。そんなに怒るな」
「慶太郎(けいたろう)さんが悪いんだから!」
「だから謝ってるだろ」
どうやらケンカをしているらしい。
でも私にはそれがうらやましかった。
淳也さんとそんなふうに気持ちをぶつけあえたら……。
そして、震える手で退職届をしたためる。
なにも知らない業界に飛び込んで、最初は不安だらけだった。
でも、必死になって勉強して、少しずつ仕事が楽しくなってきていたのに。
書きあがった退職届と、【今までお世話になりました】という短い手紙をテーブルに残し、部屋を出た。
鍵をポストに入れた瞬間、じわじわと涙が溢れてくる。
もう、ここに戻ってくることはない。
私はドアの前で深々と頭を下げてから、一歩を踏み出した。
すると突然隣の部屋の玄関も開き、私と同じ歳くらいのかわいらしい女の人が飛び出してくる。
「すみれ、悪かったよ。そんなに怒るな」
「慶太郎(けいたろう)さんが悪いんだから!」
「だから謝ってるだろ」
どうやらケンカをしているらしい。
でも私にはそれがうらやましかった。
淳也さんとそんなふうに気持ちをぶつけあえたら……。