御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「茶化さないでよ」

「茶化してなんかないさ。オペが成功したら、結婚するんだろ?」


えっ……。


「聞いたの?」

「うん、今。ご両親、喜んでた。桑田のおかげで正幸が生きる希望を取り戻してくれたってさ」


やっぱりふたりを会わせてよかった……。

オペできるようになり、前よりは事態が好転したとはいえ、正幸さんも不安でいっぱいだったに違いない。
でも、桑田さんのために生きると決めたんだ。


「そんなことより、おふたりも順調そうね」


彼女は恥ずかしいのか、話を変える。
しかも、今度は私たちのことだ。

あの一件があって、私たちが付き合っていることは完全にバレている。


「そうだな。幸せだ」


淳也さんは私にチラッと視線を送り、堂々と宣言してしまうので、恥ずかしくて目が泳ぐ。


「あはは。相変わらず自信家ね。でも、蓮川さんがキョドッてるけど?」

「彼女は照れ屋なんだ」

「はいはい。ごちそうさま」


穴があったら入りたい。
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