御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「なんだ?」

「私、一木さんとは違うんです。高価な服とか、あんなすっごい値段のベッドとか、身の丈に合いません」


庶民は庶民らしく、でいい。


「俺が買ってるんだからいいだろ。それに、それ、よく似合ってるじゃないか」


彼が私の着ているワンピースに視線を送り言うので、どうしても頬が赤くなってしまう。
そんなことを言われると、これ以上は強く言えない。


「そ、それにあの、『英莉』とかいうの……困ります」

「どうして困るんだ」


どうしてって……いちいちドキドキするからだ。
でも、恥ずかしくて言えない。


「彼女、みたいじゃないですか」

「それなら彼女になればいい」

「そんなこと、軽々しく言わないでください!」


そりゃあ、一木さんなら、苦労せずとも彼女ができるだろうけど、私はそうじゃないの。
そんなこと、冗談でも言ってほしくない。


……そういえば一木さん、彼女、いないの?
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