御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「はぁ……ここも」


この駐車場も彼のマンションと同じで、高級車がずらりと並んでいる。
"上”の人たちの生活レベルの高さを改めて見せつけられてしまった。

もちろん、一木さんの車も負けてはいない。

そんな車に乗っていることが信じられないまま、彼について今までとは違うエレベーターに乗り込んだ。

このビルのエレベーターは行きたいフロアによって分けられていて、今乗っているのは、アッパーフロア専用のエレベーターだ。
もちろん、今まで全く縁のなかったフロアなので、乗るのは初めてだった。


数人が乗り合わせたけれど、どの人もビシッとスーツを着こなしできる男のオーラが出ている。

一木さんに洋服をそろえてもらってよかった。
せめて身なりだけでも整っていなければ、こんなフロアには乗り込めない。


やがて三十四階に到着すると、彼は颯爽と降りていく。
私も慌てて続いた。
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