強引社長といきなり政略結婚!?

大泉さんが大きくうなずきながら、視線を一成さんへと移す。


「では社長は、汐里さんのどんなところが好きですか?」


一成さんはなんて答えるだろう。
ちょっとしたウキウキ気分で彼を見つめると、予想外の言葉が一成さんの口から飛び出した。


「そろそろ終わりでいいだろう」

「……はい?」


これには、私も大泉さん同様に口をあんぐりと開けてしてしまった。

終わりって、この取材をおしまいにするってこと?


「長い出張から帰ったばかりで疲れているんだ」

「ですがインタビューはまだ始まったばかりで、質問事項もこんなに……」


大泉さんは手にしていたクリアファイルを一成さんに見せた。
それを一瞥した一成さんは、「その質問の答えはあとでメールで送ればいいだろう」と一刀両断。

< 380 / 389 >

この作品をシェア

pagetop