強引社長といきなり政略結婚!?
大泉さんが大きくうなずきながら、視線を一成さんへと移す。
「では社長は、汐里さんのどんなところが好きですか?」
一成さんはなんて答えるだろう。
ちょっとしたウキウキ気分で彼を見つめると、予想外の言葉が一成さんの口から飛び出した。
「そろそろ終わりでいいだろう」
「……はい?」
これには、私も大泉さん同様に口をあんぐりと開けてしてしまった。
終わりって、この取材をおしまいにするってこと?
「長い出張から帰ったばかりで疲れているんだ」
「ですがインタビューはまだ始まったばかりで、質問事項もこんなに……」
大泉さんは手にしていたクリアファイルを一成さんに見せた。
それを一瞥した一成さんは、「その質問の答えはあとでメールで送ればいいだろう」と一刀両断。