強引社長といきなり政略結婚!?

「……やっと触れられる」


そう言うなり唇が重なる。
二週間分の空白を埋めるキスは、私の想像をはるかに超えるほど熱い。一成さんの舌に口内をかきまわされて、意識が遠のきそうになった。

そんなキスをされて、閉じ込めていた一成さんを欲する気持ちが一気に噴出する。


「……一成さん……ここじゃ……」


唇が離れた隙をついて訴えるけれど、一成さんは首を横に振るばかり。


「ダメだ、もうこれ以上は待てない」


かすれた声が妙に色っぽい。
一成さんの熱い唇が徐々に下へと移動していく。彼は耳たぶを甘噛みしたあと首筋を這い、私の胸もとに顔を埋めた。

そうされてしまうと、私も立ったままではいられない。膝から力が抜け、その場に崩れ落ちそうになる寸でのところで、一成さんの腕が支えてくれた。


「汐里、ごめん。性急すぎたな」

「……ううん。私も一成さんとこうしたかったから」

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