オフィスに彼氏が二人います⁉︎
……でも、今までとにかく男運に恵まれなかった私だけど、時山部長だったらその辺りはなにも問題ない。
金銭を要求してくることはまずないだろうし、今まで女性絡みの妙な噂をなに一つ聞かないということは、きっと恋愛面でも真面目で誠実で、浮気なんてしないはずだ。実は変態である……という可能性は現段階ではなにもわからないけど、もうこの際、本当に時山部長が恋人になってくれるのならば彼が変態でも良いと思ってしまっている。
「久我くん! 私、がんばる!」
そう言って、私は自分で自分を景気づけるかのように中ジョッキに入ったビールの残りを一気に飲み干した。
「おー、がんばれよ。ていうか、お前酔いやすいのにそんなに一気に飲んで大丈夫かよ?」
「平気平気ー。あ、ところで久我くん。この間一緒に飲んだ時、なにか言いかけてたじゃん? あれなんだったの? 俺実は……みたいな」
「ああ……いいよ、忘れて」
「そう?」
そう言われても気にはなったけど、久我くんが話したくなさそうだったから、無理に聞き出すことはしなかった。
それより、仕事終わりのビールってなんでこんなに美味しいんだろう。この間久我くんと飲んだ時は病み上がりで一杯しか飲めなかったから、制限なく飲めることがとにかくうれしいー。
……そのせいで、私はついつい普段よりも飲みすぎてしまって……。
気がついたら……。
金銭を要求してくることはまずないだろうし、今まで女性絡みの妙な噂をなに一つ聞かないということは、きっと恋愛面でも真面目で誠実で、浮気なんてしないはずだ。実は変態である……という可能性は現段階ではなにもわからないけど、もうこの際、本当に時山部長が恋人になってくれるのならば彼が変態でも良いと思ってしまっている。
「久我くん! 私、がんばる!」
そう言って、私は自分で自分を景気づけるかのように中ジョッキに入ったビールの残りを一気に飲み干した。
「おー、がんばれよ。ていうか、お前酔いやすいのにそんなに一気に飲んで大丈夫かよ?」
「平気平気ー。あ、ところで久我くん。この間一緒に飲んだ時、なにか言いかけてたじゃん? あれなんだったの? 俺実は……みたいな」
「ああ……いいよ、忘れて」
「そう?」
そう言われても気にはなったけど、久我くんが話したくなさそうだったから、無理に聞き出すことはしなかった。
それより、仕事終わりのビールってなんでこんなに美味しいんだろう。この間久我くんと飲んだ時は病み上がりで一杯しか飲めなかったから、制限なく飲めることがとにかくうれしいー。
……そのせいで、私はついつい普段よりも飲みすぎてしまって……。
気がついたら……。