オフィスに彼氏が二人います⁉︎
彼の話によると。
昨夜、調子に乗って飲みすぎた私は案の定酔っ払ってしまい、歩くこともままならないほどだったとのこと。
そんな私のことを、彼はタクシーに乗せて家まで送ってくれようとしたらしいけど……私がやたら、『吐く、吐く』と連呼したため、慌ててどこか休めそうなところを探してくれたらしい。
だけどそんな都合が良い場所がすぐに見つかるわけもなく。そうこうしているうちに私は、『ベッドに横になれなきゃ頭痛と吐き気で死ぬ!』と叫んだらしい。
……ああ、恥ずかしい。だけど久我くんは、そんな私を見捨てなかった。すぐにベッドに横にさせてあげたい、と思ってくれたらしい。
そんなわけで、近くにあったラブホへ……。
もちろん泊まるつもりはなかったらしいけど、ベッドに横になった瞬間、私が爆睡してしまったらしい。終電の時間が差し迫っても私は起きず、仕方なく久我くんも寝たらしい。
「さすがに同じベッドで寝るのはどうかと思って、俺は床で寝てたはずなんだけどな。俺、寝相あんまり良くなくて。結局、寒くて寝ぼけながらベッドの中に入っちまったみたいだ。そこは、ごめん」
「そ、そんなっ! 久我くんが謝ることはなに一つないですっ! ていうか床で寝させてごめんなさいっ!!」
私はベッドの上で正座して、ベッドサイドのチェアに腰掛ける久我くんに頭を下げた。
昨夜、調子に乗って飲みすぎた私は案の定酔っ払ってしまい、歩くこともままならないほどだったとのこと。
そんな私のことを、彼はタクシーに乗せて家まで送ってくれようとしたらしいけど……私がやたら、『吐く、吐く』と連呼したため、慌ててどこか休めそうなところを探してくれたらしい。
だけどそんな都合が良い場所がすぐに見つかるわけもなく。そうこうしているうちに私は、『ベッドに横になれなきゃ頭痛と吐き気で死ぬ!』と叫んだらしい。
……ああ、恥ずかしい。だけど久我くんは、そんな私を見捨てなかった。すぐにベッドに横にさせてあげたい、と思ってくれたらしい。
そんなわけで、近くにあったラブホへ……。
もちろん泊まるつもりはなかったらしいけど、ベッドに横になった瞬間、私が爆睡してしまったらしい。終電の時間が差し迫っても私は起きず、仕方なく久我くんも寝たらしい。
「さすがに同じベッドで寝るのはどうかと思って、俺は床で寝てたはずなんだけどな。俺、寝相あんまり良くなくて。結局、寒くて寝ぼけながらベッドの中に入っちまったみたいだ。そこは、ごめん」
「そ、そんなっ! 久我くんが謝ることはなに一つないですっ! ていうか床で寝させてごめんなさいっ!!」
私はベッドの上で正座して、ベッドサイドのチェアに腰掛ける久我くんに頭を下げた。