狼社長の溺愛から逃げられません!
「こんな恋愛に溺れて必死になるなんて、自分でもありえねぇわ」
「どこが必死なんですか?」
社長は必死なところなんてぜんぜんないのに。いつも余裕の表情で私をからかっておもしろがってるのに。
「お前と過ごしたくて、昨日は溜まってた仕事無理やり片付けてた」
そう言いながら、ちらりとソファーの脇のテーブルをみやる。
寝る暇も惜しむほど仕事を持ち帰ってたのかなと思っていたら、こうやって私に会う時間を作るためだったなんて。
嬉しくて泣きそうになる。
「今日も古賀とお前が話してるところを見て、イライラしてたし」
不機嫌そうに言いながら、噛み付くようなキスをした。
「社長……」
「自分がこんなに嫉妬深いなんて思わなかった」
吐息混じりでささやかれ、愛しさに心臓が締め付けられた。
「社長、大好きです……」
社長の首にしがみつきながら、キスの合間にそう言う。
「ん。俺も」
短くそう言って、唇を塞がれた。
愛されてるのを実感して、幸せで胸がいっぱいになった。