気まぐれ男子にご注意ください!



代わりにやってきたのは、やっぱり瀬上くんも神田くんのこと大好きなんだなっていう仲間意識。

きっとこれは、瀬上くんなりに神田くんを心配しているんだ。


だから私もなおさら、瀬上くんの質問にはちゃんと答えないといけない気がした。





「私が神田くんを好きになったきっかけは、神田くんの優しさだよ」





あの日のことを思い出すと、今でも幸せな気持ちになる。


私にとって、人生で1番最悪な日でも、最高な日でもある日。





「雅人の優しさ…か…」





今更だけど、腕を組んでうーんと考える素振りを見せる瀬上くんは、たしかにかっこいい。


私の目が、神田くんと瑠璃のおかげで肥えてたとしてもかっこいいと思うんだから、結構なレベル。

…なんで私の周りってイケメンが多いの…?





「ついたー!」





瀬上くんの声に顔をあげれば、私が悶々と考えているうちに、いつのまにか目的地に着いていた。





「どこ座ろっか」





1階の一番端の会議室。

どの教室からもだいぶ遠いここが、体育祭実行委員の本拠地になるらしい。


…これから憂鬱な1ヶ月半が始まるって思うと、どうしても気分が上がりません!




どこ座ろっか?なんて聞くだけ聞いておいて、瀬上くんは部活の仲間らしい人に呼ばれて、その人の後ろに座っちゃうし…。


今日話してみて思ったけど…瀬上くんって、結構自由人だよね?


実行委員になりそうなお友達もいないし…私はどこに座ろう…。

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