気まぐれ男子にご注意ください!



私がキョロキョロしていると、





「野々宮さん?座んないの?」





自由人瀬上くんが私を不思議そうに見ながら、自分の隣の椅子を引く。


え…隣に座っていいってことかな?






「す、…座る!」






椅子を引かれるなんて経験ないから、なんかエスコートされてるみたいでちょっと緊張する!!!!


えいっ!って勢い任せに瀬上くんが引いてくれた椅子に座るけど、会議室の椅子は思いの外ふかふかで、私のお尻はノーダメージ。

それにしても…隣に座る瀬上くんとの距離が…近い気がする…。





「野々宮さん?照れてる?」

「てっ…照れてません!」


「ふーん…」





このあとに瀬上くんがボソッと呟いた「この顔で男に免疫ないって…やべぇ…」って言葉の意味は全くわからない。


それにしても…さっきから、瀬上くんのお友達さん…なんかずっと私の方見てる気がするんだけど…

なに!?

私の頭に目玉焼きでも乗ってますか!?






「野々宮羽音ちゃん…?」


「はい…?」






瀬上くんのお友達の、まさにサッカー部!みたいな人が静かに確かめるように、今度は私のフルネームを呼ぶ。


…なんでこの人私のフルネーム知ってるんだろう?

一年の時のクラスメイトってわけでもないし…。

< 48 / 68 >

この作品をシェア

pagetop