気まぐれ男子にご注意ください!



「やっべぇ、なにこの可愛すぎる生物…」

「え…?」




可愛すぎる生物…???

それって、猫とか犬とか…赤ちゃんとか?


ここは会議室だからそんなのいないはずなんだけど…。





「瀬上お前、野々宮さんと友達なら早くいえよ!!!」


「いやいや、俺と野々宮さん、まともに話したの今日が初めてだし…」


「野々宮さん!俺と友達になろう!!あわよくば彼女に…」





まだ名前すら知らない瀬上のお友達さんに手を差し出される。

でも困惑したのは最初だけ。

彼女…はよくわからないけど、お友達は欲しい!



そう思って、手を握ろうとすると、





「ばーーーか、お前なんかに野々宮さんはあげませーん」





握ろうとしたはずの手は、瀬上くんによって弾かれる。

えぇ!!せっかくお友達できそうだったのに!!!





「お前!なにすんだよ!」





瀬上くんに反論する瀬上くんのお友達さんの雰囲気がサッカー部だと体現している人の言葉に私も心の中で同意する。


私に友達できるのがそんなに悔しいのか!

自分はいっぱいいるんだから1人くらい譲ってくれてもいいじゃん!!

さては瀬上くんもしーちゃんと同じ、ケチ族だな!






「お前こそ、野々宮さんに手出したら雅人にボコボコにされるぞ」


「う……」




私が脳内会議できるほどこっち側が優勢だったのはつかの間で、瀬上くんからの反撃。


でも、なんでここで神田くんの名前?

私にはわからなかったけど、瀬上くんのお友達さんは大人しくなったし、ここで私がなんか言ったほうが余計ややこしくなりそうだから一生懸命お口をチャックする。

< 49 / 68 >

この作品をシェア

pagetop