気まぐれ男子にご注意ください!



「っていうことは、前回の順位は、雅人が勉強教えてくれたからってわけではないんだ?」


「うん、違うよ」





今度のテストではダメ元でも頼もうって今さっき心に決めたけど。






「じゃあなんで?」


「勉強、しようって思ったから?」



「なんで勉強しようって思ったの?」






私が勉強ができるのがそんなに意外なのか、ぐいぐい質問攻めにしてくる達哉くん。

達哉くんとの会話って、基本Q&Aだから神田くんとの会話も成り立つのか。

神田くんはイエスorノーで答えればいいんだもんね。

…まあ私にはうんともすんとも言わない時はザラにありますが!!!






「神田くんの隣の席になったから…?」





なんで、って聞かれると明確な答えにはなってないかもしれないけど。



隣にいる神田くんを見れない時間なんて勿体ないって思ったら、どれだけ深夜に見たい番組があっても録画したり、夜更かしして漫画読むのをやめて、夜ちゃんと寝た。


それだけで授業中は頭が冴えてきて、今まで絶対と言っていいほど眠りの中にいた古典でも眠ることはなくなった。


神田くんが隣で真面目に授業受けてるのを見て、私も頑張ろうって思えた。


授業中に少しでも神田くんを盗み見たくて、予習をして問題を早く解けるようにした。


隣同士でやる小テストの丸つけで、神田くんに褒めてもらえないかなって、毎回ちゃんと勉強した。



振り返ってみると、神田くんとお隣の席になってからの私、優等生すぎるかも…。


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