好きな人が現れても……
杏梨ちゃん達と社食へ着くと、都合の悪い人に出会った。
「……よぉ」
日替わりランチの乗ったトレーを手にしてる紺野君は、バツの悪そうな顔で笑いかけてくる。
先週の金曜日のことが頭の中を過ぎり、こっちは顔を引き攣らせながら「こんにちは」と頭を下げた。
「葉月、私達向こうで食べるよ」
杏梨ちゃんから二人でごゆっくりと言われ、遣わなくてもいい気遣いをされる。
困ったように目線を床に落とし、一緒に食べようと誘う紺野君と同じテーブルに着いた。
ミニバッグを握りしめて椅子に腰掛け、はぁ…と小さな息を漏らす。
目の前にいる紺野君はそれに気づいた様子だったけど、敢えて何も言わずに食べ始めた。
大口を開けてご飯を頬張り、箸の先で副菜のサラダを摘まんでる。
その様子を見てた私は諦めるようにバッグを開け、ラップに包んだおにぎりを一つ取り出した。
「えっ…まさかとは思うけど、昼メシそれだけ?」
橋で指し示す紺野君に、うん…と溜息まじりに頷く。
ホントは食べるような心境にはならないのだ。
できれば仕事も休みたかったくらい。
「……よぉ」
日替わりランチの乗ったトレーを手にしてる紺野君は、バツの悪そうな顔で笑いかけてくる。
先週の金曜日のことが頭の中を過ぎり、こっちは顔を引き攣らせながら「こんにちは」と頭を下げた。
「葉月、私達向こうで食べるよ」
杏梨ちゃんから二人でごゆっくりと言われ、遣わなくてもいい気遣いをされる。
困ったように目線を床に落とし、一緒に食べようと誘う紺野君と同じテーブルに着いた。
ミニバッグを握りしめて椅子に腰掛け、はぁ…と小さな息を漏らす。
目の前にいる紺野君はそれに気づいた様子だったけど、敢えて何も言わずに食べ始めた。
大口を開けてご飯を頬張り、箸の先で副菜のサラダを摘まんでる。
その様子を見てた私は諦めるようにバッグを開け、ラップに包んだおにぎりを一つ取り出した。
「えっ…まさかとは思うけど、昼メシそれだけ?」
橋で指し示す紺野君に、うん…と溜息まじりに頷く。
ホントは食べるような心境にはならないのだ。
できれば仕事も休みたかったくらい。