羽をくれた君へ。
もうきっと俺が病気な限り何も言わない。


俺はリビングに降りて智兄を呼ぶ。


「リクの所に行きたい。教えて。」


「分かった。・・・・母さん、ちょっと出てくる。」


「ええ。2人とも気をつけて。」


スニーカーをはいて外に出る。


「じゃあ、行くか。」


「うん。」


リクの音楽スタジオは想像を超えていた。


こんなに大きい建物だなんて思わなかった。


「ここ?・・・・・・リク凄いの作ったね。」


「そうだな。リク中にいるらしいよ。」


扉を開けて奥に進むとカウンターらしき所にリクがいた。


「おっ!・・・・・・・やっと来たな。魁音。どうだ?」


「マジで感動してる。・・・・・・・リク、凄いね。」


周りをキョロキョロ見ていると、リクが笑った。


「そりゃどーも。色々見てきていいぞ。それに俺も完璧な魁音のギター聞いてみたいからな。」


「ありがとう。・・・・上行ってくる。」

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