「強がってんだよ…気づけバカっ。」


それから朝の授業が終わり
きてしまった昼休み‥、、

「優〜!!一緒に食べよー」

こうくんがお弁当を持って
こっちに来てくれる

けど、それを遮るかのように

『あっ、竹内くーん!ごめんねー!!
今日ね、私達、朝から
綾瀬さんとお昼の約束してるのー』

なんて、声が聞こえる

約束なんて、そんな、、
楽しいものでもない。

できるなら、逃げてしまいたい。
こんな生き苦しい場所から、、、


「あっ、そうなんだ、。
じゃあ、仕方ないよなー
優とお昼一緒が良かったー」

なんて、言ってくれるこうくんの言葉が
うれしいのに、、
また突き刺さる女子の視線を感じと
背筋が凍る‥


「ごめんね、こうくんっ。」

「ううん!楽しんで来いよ!!」

なんて、笑顔で言われてしまうと
もう、逃げられなくなる。


『さっ、綾瀬さーん、行こー!!!
はやくー、はやくー!!』

腕を強引に掴まれると
もう、彼女に引っ張られるしかなかった‥


きっと、この光景は、
こうくんから見たら親しい友達同士の
関係に見えてるんだろうな‥

こっちを向いて
手を降ってくれているこうくん

その姿を見ると、言えないって思った。



掴まれている手が痛い。


これからどんな目に遭うのかな、、
きっと、、言葉じゃ済まないはず。



だけど、こうゆうの、慣れてるから、、






大丈夫‥、、。

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