渇愛の契り~絶対王と囚われの花嫁~
寝室へ戻ってくると、ガイアスはカルデアを寝台の上へ優しく横たえた。
ガイアスもその寝台に腰を落とし、カルデアを慰めるように、その金色の髪を撫でる。
「ふっ……う、すみま、せん……」
(こんなに泣いていたら、ガイアス様だって、部屋に戻れないのに……)
カルデアの涙は止まるどころか、ガイアスに会ってからとめどなく溢れてくる。
「謝るなカルデア、泣いている時くらい側にいさせろ」
「は、い……っ」
「……怖かったな、お前が泣き止むまで一晩中でも、側にいよう」
(ガイアス様は優しい……。だからこそ、この想いが止められなくなってしまう)
カルデアの抱く、ガイアスへの想いは、紛れもなく『恋』だった。
「私は……ガイアス様に優しくされると、怖くなり……ます」
「俺が……怖い?」
カルデアは、髪を撫でるガイアスの手を握って、本音を零す。
ガイアスはカルデアの手を握り返すと、真意を問うように、話に耳を傾けた。