渇愛の契り~絶対王と囚われの花嫁~
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「その汚らわしい手で、我が妻に触れるな!!」
もうお終いたと目を閉じていたカルデアの耳に、聞こえるはずがない愛しい夫の声が届いた。
信じられない気持ちで、カルデアは目を開く。
そこには、褐色の髪と肌に、頼もしい広くて大きい背中が視界にいっぱいに広がった。
「あぁっ、ガイアス……っ」
(来てくれたのね……私の、愛しい人……っ)
胸が熱くなり、目に涙が溢れてくる。
先程までの不安が嘘みたいに、心が晴れていくのをカルデアは感じた。
「お前達、どうやってこの船に入った!?」
「その女はうちの商品だぞ、横槍入れるなよ!」
カルデアを襲った男達は、ガイアスに向かって壁に掛かっていた斧を構える。
「……耳が汚れる、それ以上何も語るな!」
「ヒッ……あぁぁ……っ」
ガイアスが言葉を発しただけで、息もできないほどの威圧感が部屋中に立ち込める。
男達は生まれたての小鹿のように膝を震わせて、同時に腰を抜かした。