渇愛の契り~絶対王と囚われの花嫁~
「私は決して高価な物でなくても、あなたが私を想い選んでくれたモノならば、なんでも嬉しいのよ」
「カルデア……!」
嬉しそうにパァッと輝くガイアスの顔に、カルデアは可愛い人だなとクスリと笑う。
皆が慕い、時には恐れられる英雄王のガイアスがカルデアだけに見せる無邪気な笑顔。
(この顔は、この世界中で私だけが知っている……。それが、何より嬉しい)
「ありがとう、ガイアス」
「お前の、その笑顔が見たかった」
宝物を大切にしまうかのように、ガイアスはカルデアをその胸に優しく閉じ込めた。
そして、抱きしめるだけでは足りないと、頭頂部に口付ける。
「愛している……俺の宝はお前だ、カルデア」
「私も、あなた以外は要らないと思える程に、あなたを愛してる」
二人は愛を伝え合うように唇を重ねる。
この先、どんな困難が待ち受けようとも、二人でなら乗り越えられるだろうと、カルデアは信じられた。