渇愛の契り~絶対王と囚われの花嫁~
「っ……そ、そうだ。俺は四六時中、カルデア、お前の事を考えている」
「へっ……?」
カルデアは、王女らしく振る舞う事も忘れて、素っ頓狂な声を上げた。
「聞こえなかったか、俺はお前の事で頭がいっぱいだ」
「あ、それは、あの……」
(そんな、恥ずかしげもなく……。困ったわ、なんて返事を返せばいいのか……)
顔が赤くなりながら、返答に困っているカルデアの手を、ガイアスは強引に掴んで、引き寄せる。
「カルデア」
「きゃっ……」
小さい悲鳴を上げて、その胸へと飛び込むカルデア。
頬に触れたガイアスの、筋肉が引き締まった硬い胸板と体温に、ドキリと心臓が高鳴るのをカルデアは感じていた。