渇愛の契り~絶対王と囚われの花嫁~


「ガイアス様は女性の扱いを、もっと学ぶ必要がありそうですね」

「すまない、カルデア……俺は、とことん駄目だな」


カルデアの髪を手ぐしで整えると、ガイアスは申しわけなさそうに眉を下げる。



「誰か、カルデアを部屋まで送ってくれ」

「承知しました」


カルデアを使用人に任せると、ガイアスは慌ただしく執務へと戻っていった。

それを見送ったカルデアは、去り際のガイアスの暗い表情に胸をモヤモヤさせながら部屋へと戻る。


(ガイアス様……やっぱり落ち込んでたわ。確かに強引だけれど、私はこうして連れ出してもらえる事が嬉しいのに……)


そんなもどかしさを感じながら、カルデアは部屋に戻っても、ガイアスの事ばかりを考えていた。


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